オーストラリアの多国籍な職場 / Multinational Workplace

WORK

G’day, mate!

今日は「多国籍な職場」というテーマで、僕が働く職場を例にとりながらオーストラリアの職場の雰囲気はどんなものかをお伝えします。


といっても、僕はシドニーに移住して3年、ずっと同じ会社で働いているのでたった一つの例を持って、「オーストラリアの職場の雰囲気を語る」のはナンセンスなのは十分承知しています。

どこの国であろうと職場それぞれにそれぞれの雰囲気があり、少数の例を持って一般化して語るのはほとんど意味がない、むしろ有害であるかもしれません。

とはいうものの、「オーストラリアの職場ってこんな感じだよ」ということをお伝えしたい気持ちもあります。
ですのであくまで単なる読み物だと思って頂ければ幸いです。


僕はシドニーの日系企業に働いてきます。
日系企業ですが、日本人は僕を含め二人しかいません。

この会社の従業員の出身国はとても多様です。
おそらく、「両親ともにオーストラリアで生まれて自分もオーストラリアで育った」という人はごくごく少数でしょう。

それぞれバックグランドが全く違うので一概には言えないのですが、世代別に以下のような傾向があるように感じます。

50歳代以上 — 所謂典型的な「オージー」

いわゆるオージーイングリッシュを話す。
挨拶はもちろん”グダイマイ!” (G’day, mate!)
ガタイがよくて、陽気で豪快で、細かいことは気にしない。
ラグビーやクリケットが大好き。

30代、40代 — 移民一世

この世代は移民としてオーストラリアに来た人が多い。
英語は第2言語で訛りはあるものの流暢に話す。
母国は南米、中国、韓国、インド、東南アジア、中東などなど様々。
メンタリティは母国で養われたので、人それぞれだいぶ違う。
一方で移民として英語や生活環境の適応に苦労してきた人が多いので、同じ境遇の人とその思いを共有している。
自分が育った国と比べて「オーストラリアのここがいい、ここがダメ」というような会話をすることがある。
僕自身もここに属すことになる。

20代 — 移民二世

親が移民としてオーストラリアに来て、自分はオーストラリア生まれ、というパターン。
アジア系が多い。
外見はもちろん親の人種によってそれぞれであるが、オーストラリア生まれオーストラリア育ちなのでマインドはオージー。
本人にとっての母語は英語だが、親とは親の母語で話す。
マインドはオージーだが、50歳代以上と違って、そこまで陽気で豪快な感じではなく、むしろ控えめな印象。


これらのバックグランドの違いを観察していると面白いです。

上から世代順に、「生粋オージー」「移民」「移民の子(マインドはオージー)」
という感じです。もちろんくっきり分かれているわけではありませんが、大体の傾向としてこんな感じになると思います。

とてもダイバーシティに富んでいます。

僕が「面白い」と感じるのは、バックグランドが全然違くても、会社のメンバーとして緩やかに連帯感があることです。

その連帯感の元は何かというと、オーストラリアの国民性である、

Mateship
Fair goの精神
No worriesの精神

を皆が大事にしているからだと思うのです。
(それぞれの意味については別記事で紹介します。)

生まれもの育ちもオーストラリアの人だけでなく、移民の人もこれらのメンタリティを大事にしているように感じます。

生まれた国が違くても、宗教が違くても、世代が違くても、オーストラリアの住む一員として、これらのメンタリティを暗黙の了解で皆が共有し、大事にしていることが移民国家として緩やかな統率を取ることに寄与しているのではと考えてます。


とはいうものの、近年は急速なグローバル化、移民の急増でその「古き良きオージー気質、オーストラリアのアイデンティティ」が揺らいできている、という声も聞こえてきます。

この辺りのオージーのアイデンティティの変化は興味があるので、調べて追って記事にします。

See you, mate!

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